もっと知りたい乳がんの治療薬
がん薬物療法を受ける方へのメッセージ
乳がんの薬物療法には、研究・開発中の治験薬などがあり、研究が進むにつれて、今後さらに増えていくことでしょう。また、どうしたら副作用を最小限にして計画通りに治療が行えるか、日々研究され、支持療法も進歩していくことと思います。それぞれの薬の作用機序など細かな点まで理解する必要はありませんが、様々な薬があなたのお体の状態に合わせて使用されることをご理解ください。
治療中には「つらくて、もうやめたい」と思うことがあるかもしれません。そんな時には、周りにいる医療スタッフに遠慮なく声をかけてください。その中で薬剤師は薬の専門家として、主治医や看護師などのスタッフと一緒に、あなたの治療をサポートします。薬物療法や副作用など、お薬についての不安やわからないことがありましたら、身近にいる薬剤師に遠慮なく相談してみてください。きっと、あなたのお力になることと思います。

監修者略歴
地方独立行政法人大阪府立病院機構
大阪国際がんセンター 薬局 薬局長
髙木 麻里(たかぎ まり)先生
- 1993年3月大阪薬科大学薬学部卒業
- 1993年4月大阪府立母子保健総合医療センター(現 大阪母子医療センター)薬局
- 1996年4月大阪府立羽曳野病院(現 大阪はびきの医療センター)薬局
- 2006年4月大阪府立急性期・総合医療センター 薬局
- 2018年4月大阪国際がんセンター 薬局
- 【所属学会】
- 日本医療薬学会:がん専門薬剤師研修小委員会
- 日本病院薬剤師会
- 日本緩和医療薬学会
- 日本癌治療学会
- 日本臨床腫瘍学会
- 日本乳癌学会
- 日本臨床腫瘍循環器学会
- 日本臨床腫瘍薬学会
- 【認定】
- 日本医療薬学会 指導薬剤師
- 日本医療薬学会 専門薬剤師
- 日本医療薬学会 がん指導薬剤師
- 日本医療薬学会 がん専門薬剤師
- 日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師
- 日本緩和医療薬学会 緩和医療暫定指導薬剤師
- 日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師