ホーム専門医が解説する乳がん治療手術療法術後のセルフケア

手術療法

2014年1月30日 公開
2022年1月 更新
監修:岡山大学病院 乳腺・内分泌外科
講師・研究准教授
枝園 忠彦 先生

術後のセルフケア

乳房を切除し、腋窩リンパ節郭清を行った場合には、リンパ液の流れが悪くなるため、術後の合併症として手術した側の腕がむくんだり(リンパ浮腫)、動かしにくくなることがあります。リンパ浮腫や腕や肩が動かしにくくなるのを予防するためにはリハビリテーションを行う必要がありますので、主治医の指示に従ってください。

腋窩リンパ節郭清を行わなかった場合には、リンパ浮腫は起こりにくいと思われますが、日常生活の中に、指や肘の曲げ伸ばしなど、主治医の指示に従ってリハビリテーションの動作を取り入れるとよいでしょう。
また、リンパ浮腫や感染などの術後の合併症を予防するためのセルフケアとして、下記のような点に心がけてください。

日常生活で気を付けること 日頃からスキンケアを行い、清潔に保ち、保湿を心掛けましょう。患部の虫さされ、けがを予防しましょう。きゅうくつな衣服やアクセサリーは避けましょう。重い荷物をもつこと、遠心力のかかる運動は避けましょう。手足を含めて水虫がある場合には、皮膚科で治療を行いましょう。

監修者略歴

岡山大学病院 乳腺・内分泌外科
講師・研究准教授
枝園 忠彦(しえん ただひこ)先生

  • 1999年香川大学医学部卒業
  • 1999年岡山大学医学部 腫瘍・胸部外科(第2外科)入局
  • 2003年国立がんセンター中央病院 外科レジデント
  • 2005年岡山大学医学部大学院(外科学)卒業
  • 2006年国立がんセンター中央病院 がん専門修練医
  • 2008年岡山大学病院 乳腺内分泌外科 助教
  • 2008年第14回 日本乳癌学会研究奨励賞受賞
  • 2009年第3回 「乳癌の臨床」賞奨励賞受賞
  • 2009年岡山大学病院 乳腺・内分泌外科 病棟医長
  • 2018年岡山大学病院 乳腺・内分泌外科 講師
  • 2020年岡山大学病院 乳腺・内分泌外科 講師・研究准教授
  • 【学会・資格】
  • 医学博士
  • 日本外科学会:専門医・指導医
  • 日本乳癌学会:専門医・指導医
  • 内分泌外科専門医
  • 家族性腫瘍専門医
  • がん治療認定医
  • マンモグラフィ読影認定医
  • 乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
  • 【委員】
  • JCOG乳がんグループ事務局
  • 日本乳癌学会 評議員
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 乳がん検診学会 評議員
  • オンコプラスティックサージャリー学会 評議員